以前よりも准看護師の数は減少していますが、地域医療の担い手として介護施設など病院以外の場所での需要が高まっています。ここでは准看護師の主な勤務先についてまとめていきます。
介護施設と一口にいっても介護老人保健施設や特別養護老人ホーム、デイサービスなどいろいろあります。介護施設では介護士が中心となって高齢者の介助にあたっています。看護師はどのような役割を担っているのでしょうか。介護施設で働く看護師の主な仕事は利用者や入居者の健康管理と応急処置です。病院のように高度な医療処置を行うことはほとんどありません。そのため、准看護師や経験の浅い正看護師も採用されやすく、年齢を問わない施設もあります。
特別養護老人ホームのような入居型の施設では24時間稼働しているため夜勤もありますが、デイサービスなどの通所型の施設のように日勤のみの職場もあります。体力が心配で夜勤を不安に思っているなら日勤のみの働き方ができる施設がいいでしょう。
また、高齢化社会を迎えている今、在宅での医療ケアの需要も高まっています。それに伴い、訪問看護ステーションも増加傾向にあります。訪問看護は1人で利用者宅を訪問し医師の指示のもと必要な医療処置を行うため、一定のスキルが求められています。状態観察や療養上のケアなどを行っていきますが、誰かと一緒に訪問するわけではないため戸惑うことがあっても相談することはできません。看護師の経験をそれなりに積んでいなければ流れがわからず対応に困ってしまうかもしれません。
クリニックの多くは個人経営の小規模なタイプです。人件費を抑えたいと考えているため、積極的に准看護師を採用しています。年齢や経験にこだわらないところも多いため、40代を過ぎていてもまだまだ採用のチャンスがあります。
医療法人が運営している病院では資格制限を設けるケースがありますが、正看護師・准看護師を問わず看護師の資格を取得している人を幅広く採用しています。むしろ、資格の種類よりも夜勤に対応できるかどうかを重視する傾向があります。大規模な病院では入院設備を設けており難しい症例の患者も多いため、看護師には知識や技術はもちろん体力も求められています。日勤と夜勤の交代シフトは生活リズムが不規則になりがちで体力的にもハードです。日勤のみの勤務もありますが、夜勤に比べて求人数が少なく正看護師も多いため「准看護師」「日勤のみ」で採用されるのはほんのわずかでしょう。
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続きはこちら准看護師になるには養成所で2年間学び、准看護師試験を受けなければなりません。試験はマークシート形式ですが出題数が多く1問にそれほど時間がかけられないため過去問題集などで問題の形式に慣れておく必要があります。
続きはこちらなぜ准看護師制度の廃止が議論されているのか、賛成派の日本看護師協会の考えと反対派の日本医師会の考えにふれながらまとめていきます。どちらも意見を譲らず長い間議論が交わされており、まだ結論は出ていません。
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