准看護師制度の廃止が議論されていることもあり、需要が高いわりにネガティブな面を強く感じる人もいることでしょう。ここではそのような不安を払拭できるように、准看護師の資格を取得するメリットについてまとめていきます。
正看護師の資格を取得するまでは3年以上かかります。しかし、准看護師は2年間で取得することができなおかつ費用も抑えられるため、「早く看護師として働きたい」「経済的な負担を少なくしたい」と考えている人に最適です。
准看護師の資格は働きながらでも取得することが可能です。准看護師養成所に通わなければなりませんが、朝から夕方まで授業を行う全日制と平日の午後や夜間に授業を行う半日制があり、自分の生活スタイルにあわせてどちらかを選ぶことができます。半日制なら仕事をしながらでも無理なく通学できるため、働きながら准看護師の資格を取得したい人におすすめです。ただし、時間割によっては半日制が難しい場合もあります。事前に確認しておきましょう。
また、働きながら通学できるということで准看護師養成所には10代~50代までさまざまな年代の人が通っています。いろいろな経歴を持つ人たちと交流することはよい人生経験になります。ここでしか得られないものもたくさんあるでしょう。
現在は高等学校まで進学しその後はそれぞれの進路にあわせて進学先や就職先を選ぶのが一般的なルートです。しかし、格差社会とも呼ばれている今、望むような進路に進めないケースも少なくありません。准看護師の資格は中学を卒業し養成所で学んで試験に合格すれば取得できます。家庭の事情などで中卒からのキャリア形成を考えなければならない人にとって准看護師制度は選択肢のひとつとして必要な制度かもしれません。
准看護師制度の廃止について長い間議論が交わされています。准看護師として勤務している人やこれから資格を取得しようと考えている人からすると、なかなか答えが出ないことは不安以外の何物でもないでしょう。しかし、准看護師制度が廃止になったからといって仕事そのものがなくなるわけではありません。正看護師に一本化されるため、徐々に正看護師にステップアップしていく形になります。准看護師が地域医療の担い手として大きく貢献していることは誰の目にも明らかです。もし廃止が決定的になっても突然職を失うことにはならないでしょう。今までと変わらず、現場で働き続けることができるはずです。
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続きはこちら准看護師になるには養成所で2年間学び、准看護師試験を受けなければなりません。試験はマークシート形式ですが出題数が多く1問にそれほど時間がかけられないため過去問題集などで問題の形式に慣れておく必要があります。
続きはこちらなぜ准看護師制度の廃止が議論されているのか、賛成派の日本看護師協会の考えと反対派の日本医師会の考えにふれながらまとめていきます。どちらも意見を譲らず長い間議論が交わされており、まだ結論は出ていません。
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